奈良醸造ってどんなブルワリー?
ホップ兄奈良醸造、知ってる? 代表の浪岡安則さんがさ、もともと京大の工学部を出て奈良県庁で土木職員を13年やってた人なんだよ。それが大学時代にバックパッカーで海外を回って、ベルギービールの「こんなにフルーティで優しい味があるんだ」っていう衝撃が忘れられなくて、県庁を辞めて醸造家に転身した。
麦ちゃんえっ!公務員からクラフトビール!? いきなり造れるものなの?
ホップ兄いやいや、2015年にまず京都醸造にアシスタントブルワーとして入って、2年間しっかり修行してるんだよ。その後2017年に奈良醸造を立ち上げた。奈良県で新規にビール製造免許が出たのは約20年ぶりだったんだって。
麦ちゃん20年ぶり!それだけ奈良にはクラフトビール文化がなかったんだね。どんなビールを造ってるの?
ホップ兄まず面白いのがUNDERWATERっていうSake Yeast Beer。奈良の名酒「風の森」で知られる油長酒造と組んで、清酒用の酵母と仕込み水、それに「そやし水」っていう発酵水まで使ってるのに、ホップは一切ゼロ。アルコール11.5%で、りんご、パイナップル、いちごみたいな吟醸香がブワッと押し寄せてくるんだけど、ビールでもなく日本酒でもない。発酵の境界線を攻めてる一杯なんだよ。
麦ちゃんなにそれ!ホップなしでビール!? しかも日本酒の酵母って……飲んでみたい!
ホップ兄それからPHILHARMONYっていうベルジャンウィットも推したい。奈良の在来柑橘「大和橘」を使ってて、その酸味と小麦の甘み、コリアンダーとレモングラスの清涼感が幾重にも重なるんだ。奈良で古くから自生してる柑橘だからこその、他のウィットビールにはない風味があるよ。
麦ちゃん地元の素材をちゃんと活かしてるんだね。コンテストの実績はどう?
ホップ兄ここが熱いんだよ。Japan Brewers Cup 2026で、SUNっていうスモーク香が効いたアンバーがAmber Beer部門1位、INTEGRALのバリエーションがStrong Beer部門2位、そして全1,022銘柄以上の中から総合のChampions Breweryに選ばれてる。World Beer Awards 2025でもINTEGRALがBelgian Style Strong部門のCountry Winnerを獲得。しかもさ、鹿とか大仏とか奈良っぽい観光イメージを一切ブランディングに使わない方針なんだよ。
麦ちゃんグランドチャンピオン!? 観光頼みじゃなくて、純粋にビールの品質で勝負して結果を出してるのがかっこいい……! 年間20種以上の新作を出し続けて累計150レシピ超えっていう実験精神もすごいね。タップルーム、絶対行きたい!
代表銘柄: UNDERWATERPHILHARMONYINTEGRALSUN