東近江から届くトロピカルな一杯

フローラファーメンテーションは、滋賀県東近江市に拠点を置くブルワリー。公式サイトでは「農と発酵」の物語を掲げ、畑からグラスまでを意識したものづくりを打ち出している。今回登場した「Nektar -Passion&Guava-」も、その方針がよく表れた新作だ。

「Nektar」は“神々の飲み物”を意味するシリーズ名で、果実を主役にした設計が特徴。新作ではパッションフルーツとグアバを組み合わせ、大量の果実を使うことで、鮮やかな香りとジューシーな果実味、軽やかな酸味を引き出している。トロピカルな印象は強いが、サワーエールらしい飲みやすさも意識された構成だ。

スペックは350ml、アルコール5.0%、IBU 12。モルトはNorthstar PilsとWheat malt、ホップはCascade(上富良野)、副原料にはパッションフルーツ、グアバ、Flaked Wheatを使用している。バッチ番号は48で、フルーツピューレを多く使うため、酒税法上は発泡酒として案内されている。

果実の存在感をしっかり持たせながら、酸味と軽さでまとめるつくりは、同ブルワリーが大切にしている素材起点の発想と相性がいい。滋賀・東近江のマイクロブルワリーが、南国果実の個性をどう一杯に落とし込むのか。フルーツサワー好きなら気になるリリースだ。