神戸市兵庫区、旧湊山小学校跡地を活用した複合施設「NATURE STUDIO」に拠点を置くOpen Air湊山醸造所から、新作「new worlds」が登場した。小学校の給食室をリノベーションして生まれたこのブルワリーは、季節の移ろいに寄り添うビールづくりを掲げており、今回の新作もその方向性がよく表れた仕上がりになっている。

new worlds

スタイルはCold IPA、アルコール度数は6.5%、IBUは44。ホップにはEkuanotとStrataを使用し、ドライなボディにホップ感をしっかりと乗せながら、飲み口はすっきりとまとめている。苦味はきれいに整えられており、暑さが増すこれからの季節にも合わせやすい設計だ。

今回のバッチでは、G.W.にブルワリーで開催した「open table」の参加者がミリングを手伝った麦芽を使用したという。仕込みに来場者が関わるかたちで作られた点も、このビールの背景として興味深い。ブルワリーと飲み手の距離が近いOpen Airらしい、コミュニティの空気を感じさせるエピソードだ。

フードペアリングとしては、フィッシュ&チップス、塩焼きチキン、シトラス系サラダが挙げられている。ホップの香りと爽快な飲み口を軸に、揚げ物や塩味のある料理、柑橘のニュアンスを持つ皿まで幅広く合わせやすい。

「new worlds」は、Open Air公式オンラインショップと業務店向けショップでケグと缶の販売が始まっている。神戸のブルワリーが提案する、軽快でクリアなCold IPAとして注目したい一本だ。