フローラファーメンテーションは、滋賀県東近江市を拠点に2023年から活動を始め、2024年に自社ブルワリーでの醸造を開始したブルワリー。ブランド名は、その土地の植物や微生物を意味する Flora と、発酵を指す Fermentation に由来し、飲み飽きないクラシックなビールを目指している。

今回リリースされた Witte Wieven は、ベルギーに伝わる白い魔女の名を冠したホワイトIPA。公式の案内によると、ベルジャン酵母由来のスパイシーな香りに、ダンクなホップのアロマが重なり、奥行きのある風味を作るという。麦芽は Pale Ale Malt と Wheat Malt Light、ホップは Loral、Waimea、Nelson Sauvin、Idaho 7、Cascade、Cashmere、Chinook を使用し、フレークドウィートも加えている。スペックは 6.0% ABV、47 IBU だ。

ホワイトIPAというと、軽やかな飲み口の中に酵母由来のニュアンスとホップの個性をどう両立させるかが鍵になる。Witte Wieven も、そのバランスを丁寧に探った設計がうかがえる。農と発酵を軸にビールづくりを続けるフローラらしい、土地の空気感とモダンなホップ使いが交差する新作として注目したい。