長野県山ノ内町の玉村本店が手がける志賀高原ビールから、「HOUSE LAGER / 4.01 Yamada Nishiki」が登場した。330ml瓶で、販売価格は429円(税込)。

「HOUSE LAGER」は、「自分たちが飲みたい」「この地ならでは」のラガーを追求するプロジェクト。これまで酒米の種類やレシピを変えながら試行錯誤を重ね、今回は第6弾にして山田錦が初めて採用された。

原料には、自家栽培の酒米・山田錦に加え、自家栽培のスペルト小麦を使用。ホップはヨーロッパのアロマホップと、自家栽培のカスケードを組み合わせている。アルコール度数は5.5%、IBUは13。外観は明るいブロンドに仕上がる。

今回の特徴は、酒米の使い方にもある。これまでのシリーズでは、日本酒造りのために精米した米のうち、芯に近い白い部分を使用してきた。一方、今回の山田錦は「NEW ENGI」造りのため精米歩合が低く、これまでとは異なり、芯から遠い部分のみを使って仕込んだという。

その結果、従来よりもやや低いアルコール度数となり、味わいはよりドライでシャープな印象に。オールモルトのピルスナーと比べると、米由来の甘やかさはしっかり感じられながら、飲み口には軽快な切れがある。心配された雑味は目立たず、山田錦由来の飲み応えが全体を支える。

ノーブルホップらしいハーバルなニュアンスの中には、ほのかなフルーティーさも感じられる。すっきりした輪郭と穏やかな米の風味は、和食をはじめ幅広い食事に合わせやすそうだ。

米の部位や酒米の違いがビールの表情をどう変えるのかを探る、志賀高原ビールらしい実験性のある一本。シリーズの変化を追ってきた人はもちろん、食中酒として楽しめるラガーを探している人にも注目の新作となっている。