京都醸造(京都市南区)の新商品「ひょっと その2」は、同社の実験的シリーズ「ひょっと」の第2弾として登場したヘイジーIPAだ。シリーズは、既成概念にとらわれず、仮説や小さなひらめきを一杯のビールに落とし込むことを狙っている。

仕様


- スタイル: Hazy IPA
- ABV: 6.5%
- IBU: 31
- ガスボリューム: 2.65
- 価格: 税込730円

味わいの軸は、甘やかでフルーティーな印象に、ねっとりした樹脂感のあるホップキャラクターを重ねた構成。そこにパッションフルーツや洋梨を思わせる酵母由来の香りが加わり、小麦とオーツ麦によるクリーミーな口当たりと、ほどよい濁りが全体を支える。モルト由来の穏やかな甘みも余韻に残る設計だ。

醸造面では、ベルジャン系酵母とチオールを引き出す特殊酵母を組み合わせたハイブリッド方針を継続。今回は発酵過程でホップを投入し、香り成分を引き出す考え方を採用した。ホップには Citra、Mosaic、Riwaka、Lotus、Mega Terps を使い、香りの層を重ねている。

京都醸造は、定番から限定品まで幅広いビールを展開するブルワリーとして知られる。『ひょっと その2』は、その中でも香り設計と酵母の組み合わせに焦点を当てた1本で、Hazy IPAの表現をどこまで広げられるかを示す試みといえる。