浮島ブルーイングってどんなブルワリー?
ホップ兄浮島ブルーイングのヘッドブルワー由利光翠さん、この人の経歴がクラフトビール界でもかなり異色でさ。名古屋出身で、若い頃は路上生活したり、インドを一人旅したり、ミュージシャンやったりしてて。
麦ちゃんえっ、路上生活にインド旅にミュージシャン!? そこからビール醸造家になるってどういうこと!?
ホップ兄路上生活で冬の寒さに懲りて、暖かい沖縄に行こうって23歳で琉球大学に入学するんだよ。建築と都市計画を学んで、大学院の博士課程まで進んでる。研究テーマは那覇の桜坂地域のまちづくりだったそうだよ。
麦ちゃんへぇ〜! 波乱万丈すぎる。でもまちづくりの研究からビールって、どうつながるの?
ホップ兄卒業後は沖縄市の市役所やNPOでまちづくりのコンサルをしてたんだけど、「アドバイザーの立場じゃ街の主役にはなれない」って気づいたんだって。自分が供給する側に回りたい、と。そこでクラフトビールを選んだ理由が面白くて、ビールは「結合性が高い」からなんだよ。
麦ちゃん
ホップ兄地域の農作物をビールの原料に取り込みやすいってこと。農家と醸造家がプロ同士の関係で一緒にモノを作れる。実際に久高島のハダカムギを使った「久高島ヴァイツェン」は沖縄雑穀生産者組合とのコラボで、爽やかな酸味とフルーティな香りが特徴の一杯なんだ。
麦ちゃん久高島って沖縄の聖地だよね! そこの麦を使ったヴァイツェン、ストーリーも味も気になる……。
ホップ兄他にも仲村渠地区——沖縄の稲作発祥地の古代米を使った「仲村渠ウィートX」とか、タンカンやカーブチーの皮、コーヒー、味噌まで使ったビールも造ってる。「浮島ペールエール」はマリスオッター麦芽を使った英国伝統製法で、モルトとホップの香りがしっかり楽しめる正統派だよ。
麦ちゃん味噌のビール!? 攻めてるなぁ。で、お店はどんな場所にあるの?
ホップ兄那覇の牧志、第一牧志公設市場のすぐそばにある水上店舗っていう、ガーブ川の上に建ってる築55年のレトロな建物の3階。リノベしたタップルームで最大8種類のビールが飲めるんだよ。コンセプトが「まちを醸して面白くする」で、3年間独学で醸造を研究して立ち上げた。
麦ちゃん川の上の建物でクラフトビール……! まちづくりの研究者がビールで街を醸してるって、なんかグッとくるね。那覇に行ったら絶対寄りたい!
代表銘柄: 浮島ペールエール久高島ヴァイツェン浮島ゴールデンエール仲村渠ウィートX