門司港地ビール工房ってどんなブルワリー?
ホップ兄門司港地ビール工房のヴァイツェンはね、全国地ビール品質審査会で最優秀賞を2019年と2021年に獲ってるんだよ。連続受賞は史上初。さらにBeer-1グランプリ2021でもグランプリ、ワールドビアアワードでも日本代表に選ばれてる。
麦ちゃんえっ! そんなにすごいの? どうしてそこまでヴァイツェンが強いの?
ホップ兄それがさ、このブルワリーの原点がまさにヴァイツェンなんだ。創業者が1996年にアメリカのタコマにあるEngine House No.9っていうブルーパブでヴァイツェンを飲んで衝撃を受けて、2年後の1998年に門司港で創業した。一杯のヴァイツェンがすべての始まりなんだよ。
麦ちゃんたった一杯の出会いがブルワリーになるって…すごい話だね。
ホップ兄醸造責任者の峯松幸之助さんは広島の酒類総合研究所で学んだ人で、「同じスタイルを繰り返し造ることで問題点が見えてくる」って言ってるんだ。トレンドを追わずに、ミュンヘンのヴァイエルマン社のモルト13種類を使い分けて、伝統的なヨーロピアンスタイルを極めていくっていうスタンス。非加熱・無ろ過で1バッチ1,500Lずつ仕上げてる。
麦ちゃん流行を追わないって、クラフトビールの世界では珍しいスタンスだよね。
ホップ兄そこが格好いいんだよ。で、もう一つすごい話があってさ。門司って実は日本のビール史に深く関わる場所なんだ。1913年に帝国麦酒が九州初のビール工場を門司に建てて「サクラビール」を製造してた。全盛期は国内シェア約9%で全国3位まで上り詰めたんだよ。
麦ちゃんえっ、門司が全国3位のビール産地だった!? 全然知らなかった!
ホップ兄門司港レトロビールは、サッポロビールが保管してた大正時代のオリジナルレシピをもとに「サクラビール」を復刻してるんだよ。ラベルも大正時代のデザインを再現してて、関門海峡に船が行き交う風景が描かれてる。100年の時を超えたビールが飲めるんだ。
麦ちゃん大正時代のレシピで復刻って、ロマンがありすぎる…!
ホップ兄しかもこのブルワリー、自前でドイツ式シャルキュトリー「メツゲライM」も運営してて、IFFAコンテストで金賞を獲ったポークジャーキーやソーセージも造ってる。あと、こぶみかんの葉を使った「こぶみかんヴァイツェン」なんて変わり種もあってさ。発酵温度をあえて下げてヴァイツェン特有のバナナ香を抑えて、こぶみかんの香りを引き立てるんだって。
麦ちゃんビールもソーセージも自家製で両方受賞歴あり、しかもそんな繊細な醸造技術まで! 門司港レトロの街並みで飲みに行きたいなぁ。
代表銘柄: ヴァイツェンサクラビールペールエールこぶみかんヴァイツェン