ガルシアブリューイング、これはね、日本のクラフトビール界でも相当ユニークな存在なんだよ。創業者はペルー・リマ出身のガルシア兄弟――兄のジャンさんと弟のフレディさん。
ペルー人の兄弟が静岡でビール造ってるの!?
兄のジャンさんが1999年に来日、弟のフレディさんが2004年に合流。ペルーでの牧畜業が経済的に行き詰まってね。最初は自動車工場や水産加工で働きながら資金を貯めてた。フレディさんの転機は2007年、沼津のベアードビールのタップルームで初めてクラフトビールを飲んだこと。「こんな世界があるんだ」って衝撃を受けて、「いつか自分でも造りたい」と。
12年も工場で働きながら夢を追い続けたの……?
2010年にはペルーに一時帰国してブリューパブで醸造修業もしてる。で、2019年にようやく醸造免許を取得。最大の特徴はさ、全ビールにペルー産キヌアを使ってること。日本で初めてキヌアを使った醸造所なんだよ。
全部にキヌア!? それってどんな味になるの?
濃い系のビールだとコクと複雑さが増して、軽い系だとホップの果実香が際立つらしい。フレディさんにとってキヌアは子供の頃からの主食で、ペルーのルーツを日本のビールに橋渡しする存在なんだよね。「Sol Naciente」ってヘイジーIPAはモザイクホップとキヌアの組み合わせで、ジャパン・グレートビア・アワーズ銅賞。「清水みなとWEIZEN BOCK」は2024年に同コンペ銀賞。
ちゃんとコンペでも結果出してるんだ!
場所がまたすごくてさ、三保半島――世界遺産の三保の松原のすぐそば。ロゴにはマチュピチュと大麦とキヌアとリャマが描かれてて、ラベルには三保や日本平や清水港の風景。ペルーと静岡のアイデンティティが一本のビールに同居してる。
マチュピチュと富士山が同じブランドに! 面白すぎる!
極めつけは「海底熟成ビール」。三保半島の先端にあるダイビング施設Go-Seasと組んで、バーレイワインを駿河湾の海底で3ヶ月熟成させたんだよ。陸上熟成より角が取れてまろやかになったって。「FRESA」は静岡産イチゴのヘイジーIPA、「Mandarina Shimizu」は清水のみかんを使ったヘイジーIPA。地元の果物もしっかり活かしてる。
海の底でビールを熟成!? 三保の松原を散歩してからペルー×静岡のビール飲むって、もう旅行のコースとして完璧じゃない! 絶対行く!
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