静岡醸造ってどんなブルワリー?
ホップ兄静岡醸造の福山康大さん、この人の話はちょっとグッとくるんだよ。学生時代に静岡のビアバーで飲んだライジングサンペールエールに衝撃を受けて、ビールの世界に入った。
麦ちゃん
ホップ兄ベアードブルーイングに就職してタップルームで1年。そこで出会った師匠の田口昇平さんに「お前は薄っぺらい」って言われながら鍛えられた。田口さんの教えが「大切なのはそのグラスの先。それを飲んでいる人たちがどう思うのか」っていう言葉で。
麦ちゃん
ホップ兄ただ、田口さんは2015年に35歳で急逝してしまった。福山さんはその後アオイブリューイングで4年間修業して醸造長まで任されて、2019年に独立。フリー醸造家として県内の複数の醸造所のレシピ考案や製造を請け負いながら、2020年に33歳で1000万以上の借金を背負って静岡醸造を立ち上げた。
麦ちゃん亡くなった師匠の想いも背負って、借金してまで……。で、どんなビールを造ってるの?
ホップ兄ここが面白くて、ラガーに特化してるんだよ。自家ラガー酵母だけで勝負してる。看板の「静岡クラシック」はドルトムンダースタイルで5.5%、コクと飲みごたえがある。「ブラックラガー」はシュヴァルツで、ゴクゴク飲める黒ビール。
麦ちゃんラガー専門って珍しくない? クラフトビールってIPAとかエール系のイメージが強いけど。
ホップ兄まさにそこが狙い。大手のスッキリ系ラガーとも違う、クラフトならではのラガーで勝負してる。しかも地元素材を練り込むのが得意で、「ゆずピルス」はフルーツラガー、「ほうじ茶アンバー」はほうじ茶の香ばしさが乗ったアンバー、「カモミールラガー」なんてのもある。
麦ちゃんほうじ茶アンバー! それ絶対おいしいやつ! どこで飲めるの?
ホップ兄醸造所があるのが静岡市丸子の「駿府の工房 匠宿」っていう伝統工芸の体験施設の中なんだよ。安倍川沿いにあって、藍染めとか竹細工の工房と同じ敷地にクラフトビール醸造所が並んでる。
麦ちゃん伝統工芸の中にビール醸造所! 丸子宿って東海道の宿場町でもあるし、歴史ある場所で新しい挑戦をしてるのがかっこいいね。行ってみたい!
代表銘柄: 静岡クラシックブラックラガーゆずピルスほうじ茶アンバーカモミールラガー