宮城県山元町で廃校を活用した醸造所づくりを進めてきたFaló Brewingが、旗艦2種の缶展開を発表した。今回リリースされるのは、Tsubame DraughtFalò IPA。いずれも同ブルワリーの考え方をわかりやすく示す、看板的なラインアップだ。

Tsubame Draught はABV 5.0%のドラフトビール。モルト、ホップ、酵母の個性を素直に感じられる一方で、製法はシンプルにまとめられている。ブルワリーはこのビールを、日常の終わりに自然と手が伸びるような「Clean, Crisp, Crushable」な一本として位置づけている。

Falò IPA はABV 6.5%のWest Coast Style IPA。香りのキーワードは Citrus, Pineapple, Dank, Bitter。最初に飲んだときの衝動や高揚感を、そのまま液体に閉じ込めたような設計で、アメリカでの経験を背景にしたモダンなIPAとしてまとめられている。

Faló Brewingは、宮城県沿岸部の南端にある山元町に拠点を置くマイクロブルワリー。廃校となった中学校をリノベーションして醸造所に転用しており、地域に根ざした場所づくりも特徴だ。ブランド名のFalóはイタリア語で焚き火を意味し、人が集まり、語らい、温まる場をビールでつくるという考え方が背景にある。

樽生中心で存在感を高めてきた同ブルワリーが、定番を缶でも届けることで、飲める場所はさらに広がる。山元町の空気感を知るきっかけとしても、まず手に取りやすい2本になりそうだ。