神奈川県川崎市麻生区のクラフトビール醸造所、ペコラビールがInstagramで「ホップ収穫します」と告知した。投稿では、ビールの重要な原料であるホップを収穫する季節の到来を知らせている。

ペコラビールは、地域の人々とホップを育てる活動「HOP CLUB」を展開している。前身となる「あさおホッププロジェクト」は、川崎市麻生区の市民提案型協働事業として2022年度に始動。ホップの栽培を通じた住宅地の緑化と、地域交流の場づくりを目指してきた。2024年に麻生区初のクラフトビール醸造所としてペコラビールが誕生した後は、ブルワリーの“部活”として活動が続いている。

HOP CLUBでは、参加者が自宅の庭や敷地内でホップをグリーンカーテンとして育てるほか、五月台駅近くの小さなホップ畑でも手入れを行っている。初夏から晩秋にかけて収穫の機会があり、育てたホップの一部はペコラビールに寄付される。ブルワリーでは、地域で収穫されたホップを使ったフレッシュホップビールも仕込んでいる。

一般的なビールづくりでは、保存性を高めるため乾燥・加工されたホップを使うことが多い。一方、収穫後の生ホップは、青々しい植物感やみずみずしい香りを生かせるのが特徴だ。収穫から仕込みまでの時間や扱いによって表情が変わるため、地域の畑と醸造所が近いからこそ実現しやすいビールともいえる。

ペコラビールは、ビール審査員資格を持つ代表が醸造を手がけ、渋みを抑えたクリーンで大胆なアメリカンスタイルを中心に展開する小規模ブルワリー。醸造所には最大9種類の自家製ビールを楽しめるタップルーム「ペコラ ビアキッチン」も併設されている。

今回の収穫がどのようなビールへつながるのか、地域で育ったホップの香りを味わえる機会に期待したい。なお、Instagram投稿および公式情報で、収穫イベントの具体的な開催日は確認できなかった。