山梨県北杜市明野町に拠点を置く万珍醸造は、元工場を改装した複合施設「MANGOSTEEN HOKUTO」内でビールを造るブルワリー。公式サイトによると、月間最大8,000リットルの製造が可能で、仕込み水には裏山・茅ヶ岳の地下水が使われている。

今回Instagramで案内されたのは、同ブルワリーの1作目として仕込まれたフラッグシップビール NEW COLONY の再リリース。投稿では、スタイルをファームハウスエールとし、アルコール度数5.5%の一本として紹介している。味わいの説明では、シンプルなモルト配合、控えめな苦味、そして酵母由来のフルーティさやクローブを思わせるニュアンスが挙げられていた。

万珍醸造の特徴は、北杜の環境を背景にしながら、日常の食事に寄り添う設計を志向している点にある。発酵由来の個性を前に出しつつも、構成は過度に複雑にしない。そのバランスが、NEW COLONY のようなセゾン系のビールではよく生きる。

名前の「colony」には、同種や異なる背景を持つ人々の集まりという意味もある。北杜という土地で新しいつながりを育てたいという視点が込められた一本として、万珍醸造の出発点をあらためて示すリリースといえる。

参考: Instagram投稿 / 公式サイト