神奈川県川崎市麻生区のペコラビールが、新作「#052 Churro/チュロ」を公開した。Instagram投稿では、スタイルをカリフォルニア・コモン、ABV 5.0%、IBU 41として案内している。

味わいの軸は、トーストやカラメルを連想させる麦芽由来の香り。アロマホップには「Cryo Amarillo」をわずかに使い、ラガーのすっきりした飲み口と、エールらしい華やかさを両立させたという。派手な副原料で押すのではなく、モルトの輪郭とホップのニュアンスでまとめた設計が読み取れる。

ビール名の「Churro」は、西部開拓時代に広まったアメリカ大陸初の家畜としての羊「Navajo-Churro」に由来する。ペコラビールらしく、羊をモチーフにしたネーミングを通じて、ビールの個性とブランドの世界観を重ねている点も印象的だ。

ペコラビールは、代表自らが醸造を手がける川崎のクラフトビール醸造所。公式サイトでは、渋みを抑えたクリーンかつ大胆なアメリカンスタイルのビールを中心に展開していると案内している。併設の「ペコラ ビアキッチン」では最大9種類の自家製ビールを提供しており、出来たてをその場で楽しめるのも魅力だ。

今回の投稿では、同ブランドの既存実績にも触れている。#009「麦の香」のペコラビール版として、2025年のジャパン・グレートビア・アワーズでカリフォルニア・コモン部門の銀賞を受賞したことが紹介されており、今回の新作もその系譜を意識した一本と受け止められる。定番の枠に収めつつ、香りと飲みやすさのバランスを探る姿勢が、ペコラビールの持ち味といえそうだ。