奈良・奈良市を拠点にクラフトビールを醸造する奈良醸造が、新作「INNER MOUNTING FLAME(インナー マウンティング フレイム)」をリリースしました。スタイルは、アイルランドで親しまれてきたIrish Red Ale。日本では見かける機会が比較的少ないスタイルですが、赤みを帯びた色合いと穏やかな香ばしさ、なめらかな飲み口が魅力です。

今回のビールでは、伝統的なレシピに倣ってローステッド・バーレイを使用。複数のモルトを組み合わせることで、アルコール度数4.5%の軽快さを保ちながら、麦芽の風味に奥行きを持たせています。グラスに注ぐと、焼き立てのビスケットを思わせる甘く香ばしい香りが広がり、口に含むとふくよかなモルトの甘みとともに、レーズンやナッツのようなニュアンスが感じられます。

ローステッド・バーレイのほのかなロースト感は味わいの輪郭を整え、温度が上がるにつれてじんわりと存在感を増していきます。余韻には、イギリス産のEast Kent Goldingホップによる、控えめな土っぽさとフローラルな香りが残ります。IBUは19で、強い苦味よりも麦芽の表情を楽しむ設計です。

350ml缶は窒素を詰めたナイトロ缶仕様。缶を振ってからグラスへ注ぐことで、クリーミーな泡立ちと、よりなめらかな口当たりを楽しめます。樽は東京都内を中心に、京都、大阪、神奈川などのビアバーや飲食店へ初回出荷。缶は酒販店や料飲店で取り扱われますが、販売・開栓状況は店舗によって異なるため、訪問前の確認がおすすめです。

奈良醸造は、American-Belgo-Style Aleの「FUNCTION」やMicro Porterの「LIGHTHOUSE」など、幅広いスタイルを手がけてきたブルワリーです。今回の「INNER MOUNTING FLAME」は、派手なホップの香りではなく、麦芽の香ばしさと穏やかな余韻に焦点を当てた一杯。食事と合わせるのはもちろん、ゆっくりグラスを傾けたい夜にも向いています。奈良醸造オンラインストアでは、11月13日正午から販売予定です。