淡路島・南あわじ市のナミノオトブルーイングが、タカムラコーヒーロースターズとのコラボレーションから生まれた限定商品「コーヒーIPA」をリリースした。スペシャルティコーヒー専門店とクラフトビール醸造所が組み合わさることで、コーヒーの香りとホップの個性をどう重ねるかに焦点を置いた一本になっている。

今回使うのは、`TASTE OF HARVEST Brazil 17位`に輝いたブラジル産の受賞豆。タカムラ側で浅煎りに仕上げ、ビールの仕込みにふんだんに使用することで、コーヒー由来のアロマ、ほどよいビター感、アイスコーヒーを思わせるすっきりしたニュアンスを目指したという。ホップ由来のフルーティーさとグラッシーな爽やかさが重なり、後口にはキャラメルのような香ばしさも残る設計だ。さらに淡路島産の`自凝雫塩`をひとつまみ加え、口当たりをなめらかに整えている。

ナミノオトブルーイングは、慶野松原の近くにある小規模醸造所として、淡路島の食材を生かしたビールづくりを続けてきた。麦芽かすを地域の飼料に回すなど、素材を余さず使う姿勢も特徴で、地域とともにあるクラフトビールのあり方を実践している。今回のラベルはタカムラ淡路島店のグレーを基調に、コーヒー豆をモチーフにしたキャラクターを配したデザインで、味わいだけでなく手に取ったときの印象にも気を配っている。

コーヒーの表情を前に出しながら、IPAらしい飲み応えも残した今回のコラボは、淡路島の素材感とロースターの視点が交差する内容だ。販売拠点はタカムラの大阪店と淡路島店、そしてナミノオトブルーイングの販売拠点。地元発の限定品として、両ブランドの個性を確かめられる一本になっている。