セイジ・オザワ 松本フェスティバル(OMF)の公式Instagramは7月16日、『開幕まであと1か月』として、キッセイ文化ホール周辺で市内の小学生が花を植えた様子を紹介した。色とりどりの花が会場を彩り、来場者と演奏者を迎える準備が進んでいることを伝えている。翌17日には、松本市観光サイト「松本旅のしらべ」のご当地グルメ特集を案内し、滞在中の食べ歩きプランも提案した。

このフェスティバルと松本ブルワリーの関係は、単なる地域の後押しにとどまらない。松本ブルワリーの公式サイト「Story of Us」によれば、同社はサイトウ・キネン・フェスティバル松本時代のボランティア活動をきっかけに、「松本産のビールがないなら、造ろう」という思いから2016年に誕生した。音楽祭の会場でクラフトビールを提供した体験が、ブルワリー立ち上げにつながったという経緯は、松本の夏に音楽とビールが自然に並ぶ理由をよく示している。

松本ブルワリーは現在、松本市内で複数のタップルームを展開し、地元の水や素材を生かしたビールづくりを続けている。OMFが街に人を呼び込み、地元の食や飲み物を楽しむ導線を生むことは、地域に根ざしたブルワリーにとっても相性がいい。コンサートの前後に街を歩き、食事をし、1杯を手にする時間まで含めて、松本の夏は形づくられている。