静岡県伊豆の国市の反射炉ビヤから、限定ビール「AGARI IPA」が登場した。CRAFT BEER SERVER LAND赤坂見附店とのコラボレーションで仕上げた1本で、スタイルはWest Coast IPA。ニュースは2026年8月24日に公開されている。

今回の特徴は、お茶を大胆に使っている点だ。反射炉ビヤの母体である(株)蔵屋鳴沢が、「韮山反射炉茶の庵」ブランドで製造販売する茶を用い、抹茶、煎茶、棒茶の3種を組み合わせた。自社製造の静岡県産茶を贅沢に使うことで、単なるフレーバー付けにとどまらない、茶の重なりを感じさせる設計になっている。

味わいの軸には、柑橘を思わせるホップのフルーティーな香りがある。そこに抹茶や緑茶由来の和の風味が重なり、West Coast IPAらしいクリアな輪郭の中で、お茶の香りがどう立ち上がるかが見どころだ。香りの個性を前面に出しつつ、ビールとしての飲みやすさも意識した構成といえる。

反射炉ビヤは、静岡県伊豆の国市に拠点を置くブルワリー。地域の素材や自社の茶づくりを背景に、土地の個性が伝わるビールを送り出してきた。今回の「AGARI IPA」も、その文脈がはっきり伝わる限定品として注目したい。