尾道ブルワリーは、尾道市久保の商店街の奥にある1894年築の古蔵を活用し、「メイドイン尾道」のクラフトビールを手がける醸造所です。尾道で初めて出来立てのビールが飲める場所として知られ、地元の果物や食材を使った季節ビールにも力を入れています。

今回登場したのは、季節商品の中でも人気の高い`岩子島トマトヴァイツェン`。毎年6月の1か月間催される`第6回岩子島トマト祭2026`に合わせて提供される一本で、岩子島のミーシャンズファーム&みどり農園、政兵衛ファームのトマトをふんだんに使っています。

トマトをビールにすると、酵母が糖を分解することで甘さは前面に出ず、酸味と青っぽさが残ります。記事では、トマトの中の「ぐじゅっとした部分」の印象に近いと紹介されており、レッドアイのようなカクテルとは異なる、黄色い色合いのヴァイツェンとして仕上げられています。トマトジュースは苦手でも`岩子島トマトヴァイツェン`は好き、という声があるのも、この飲み口の違いが理由です。

今年はトマト感が強めとのことで、酸味の立ったさわやかさがよりはっきり感じられそうです。尾道ブルワリーの季節ビールの中でも一番人気とされるこの銘柄は、暑さが増す時期の一杯としてわかりやすい存在になっています。

`岩子島トマト祭2026`では、向島を中心に18店舗が岩子島トマトを使ったメニューを提供しています。尾道ブルワリーでは、次の5店で`岩子島トマトヴァイツェン`とのマリアージュも楽しめます。

- しまなみカレー ルリヲン
- BISTRO SIMA亭
- Pizzeria Felix
- Rondine
- わこちゃん

尾道の土地に根ざした醸造所が、地域の農産物と街の食をつなぐ季節企画として展開する今回の取り組みは、ビール単体だけでなく、食と合わせて楽しむことで輪郭がよりはっきり見えてきます。