夏のサワーエールとして


ヒロシマネイバリーブリューイングは、スイカピューレを使ったサワーエール『SUIKA SOUR 〜涼音〜』を紹介した。ABVは4.5%。麦芽に加えてスイカピューレ、上白糖、塩、ホップ、カラギナンを用い、スイカの果実感ときりりとした酸味を軸にしたレシピになっている。

香りはスイカそのものに、メロンを思わせる青さがほのかに重なるという説明で、単に甘い果実味を出すのではなく、軽快さと輪郭を意識したつくりがうかがえる。味わいでは、隠し味の塩が旨味を引き立て、軽やかなボディ感にまとめている点が特徴だ。暑さが増す時季に、よく冷やして飲みたくなるタイプのサワーエールといえる。

ヒロシマネイバリーブリューイングは、広島市中区大手町、本通りエリアに拠点を置くブルワリー。2020年に醸造を始め、広島県産の素材をできるだけ使いながら、何度でも飲みたくなるビールを目指している。こうした地域性と季節性を両立させる姿勢は、レモンや桜などを使った過去の限定品にも通じる。今回のスイカを使った一杯も、その延長線上にある提案として注目したい。