神奈川・鎌倉のヨロッコビール 岩瀬ブルワリーから、ワイナリーBeau Paysageとの共同プロジェクトによるボトルリリースが届いた。3年前から取り組んできたという、葡萄の搾りかすを使ったバレルセゾンの新作だ。

今回ボトル化されたのは、昨秋2025年収穫のピノ・ノワールとシャルドネを用いた4種類。ラインナップは `Pinot Noir #40`、`Pinot Noir #57`、`Pinot Noir 無印(ヨロッコハウスバレル)`、`Chardonnay(ヨロッコハウスバレル)`。うち#40と#57は、Beau Paysageで直前までワイン熟成に使われていた木樽を譲り受けて仕上げたものだという。

醸造の流れも丁寧だ。ブルワリーで仕込んだセゾンをまず樽で熟成し、その後、秋口に届いた葡萄の搾りかすを漬けてさらに寝かせ、瓶詰め後に瓶内二次発酵を施している。ボトルの中には、セゾンのキャラクター、野生酵母の働き、葡萄由来のフレーバー、そして樽に染み込んだ時間の層が重なっている。

ボトルはすべて375ml。ピノ3種はそれぞれ1バレル分で、総生産量は約500本ずつ。シャルドネは比較的本数に余裕がある一方、ピノ3種はかなり限定的だ。すでに多くの店舗へ出荷済みで、ヨロッコのオンラインストアでは8月29日朝10時から少量販売を予定している。

鎌倉のローカルブルワリーらしく、派手さよりも素材と時間の積み重ねを丁寧に見せる一本。ワインとビールの境界をまたぐ、ヨロッコらしい限定リリースになっている。