北海道・上富良野町の忽布古丹醸造が、宮城県気仙沼市のBLACK TIDE BREWINGとのコラボレーションビールを紹介しています。今回の企画は、BLACK TIDE BREWINGの5周年を記念した「5社コラボ」の一環で、両社がそれぞれの設備で仕込みを行う“クロスコラボ”として実施されました。

忽布古丹側のビールは、「Crossroads」という名のHazy IPA。ブルワリーの紹介によると、ベースはBLACK TIDE BREWINGのレシピとメソッドを用い、Citraとニュージーランド産Pacific Sunriseを軸に、柑橘とトロピカルの印象を狙った設計です。さらに、忽布古丹としては初となるマッシュホップや、ホップテルペンエキスの投入も取り入れ、香りの層を重ねたつくりになっています。容量は330ml、アルコール度数は7.5%です。

フレーバー面では、甘いレモン、マンゴー、スモモを思わせる香りに加え、白ブドウや桃のようなニュアンスも重なると案内されています。ボディはシルキーで、後味は甘すぎず、飲み口はすっきりとまとめられています。ホップの使い方だけでなく、仕込みの工程そのものにも工夫があり、コラボらしい試みが詰め込まれた一杯といえます。

一方、BLACK TIDE BREWING側では「Tidal V - Cold IPA」が展開されています。こちらは米粉を使ったCold IPAで、上富良野産カスケードを取り入れた限定醸造。Motueka、Cascade、Citra、Centennialといったホップ構成で、柑橘とトロピカルさ、そしてドライな飲み口を意識した設計です。ABVは7%と案内されています。

忽布古丹醸造は、北海道の原料や土地感を生かしたビールづくりで知られるブルワリーです。上富良野というホップの産地に根ざす立地を背景に、今回のような他ブルワリーとの協業でも、その土地ならではの素材感を前面に出しています。BLACK TIDE BREWINGとの今回のコラボは、両者の持ち味が交差する企画として注目されそうです。