ICCサミット KYOTO 2026の「CRAFTED CATAPULT」では、茶、建築、旅、アート、ノンアル、菓子、ビールという多彩なテーマの7社が登壇した。コエドブルワリーの朝霧重治代表取締役兼CEOもその一人で、自社のビールについてプレゼンを行い、結果は2位だった。1位は建築系スタートアップのVUILDで、朝霧氏はその発表にも強い印象を受けたという。

朝霧氏が語ったテーマは、日本のビールの未来だ。投稿では、日本の国菌である麹と組み合わせ、ビール業界では500年ぶりとなる新製法と新しい「うまい!」を届けるプロジェクトだと説明している。単なる商品紹介ではなく、地球環境への貢献も視野に入れた取り組みとして位置づけている点が特徴だ。

COEDOは、埼玉県東松山市を拠点にクラフトビールを展開してきたブルワリーで、ブランドコンセプトは「Beer Beautiful」。川越産のサツマイモを使った「紅赤-Beniaka-」に代表されるように、地域の農業や素材を生かしたものづくりで知られる。今回のピッチでも、原料づくりの起点として大麦農業から取り組み、「金色の麦畑を抜けたその先にブルワリーがある」という構想を示した。

朝霧氏は、技術はすでに開発済みで、味わいはこれから利用者の声を取り入れながら共創していくと説明した。Makuakeで応援購入を始めたのも、その開かれた開発姿勢を広げるためだ。COEDOが次にどんな味と物語を形にするのか、ビール好きにとって気になる動きになりそうだ。