花札シリーズ第六弾は“萩に猪”

二兎醸造は、2026年に「花札」をラベルへ採用し、日本で親しまれている食材を月替わりで表現する特別企画を始動した。その第六弾として登場したのが「KöLSCH WITH SUIKA」だ。六月の花札「萩に猪」をモチーフに、夏の定番食材であるスイカをテーマに据えている。

ベースとなるのは、伝統的なジャーマンスタイル・ケルシュ。モルト由来の軽快なボディと、抜群のキレ味を生かしながら、スイカの果実感を繊細に重ねている。さらにHuell Melonホップがもたらす瑞々しいアロマが、鼻腔に抜ける爽やかな余韻を支える。しっかり冷やすことで、清涼感と飲みやすさがより際立つ設計だ。

販売は360ml缶と6本セットの2種で、税込価格はそれぞれ688円、4,128円。暑い季節に「何度でも手が伸びる」ことを意識した仕上がりで、夏の定番候補として扱いやすい。

二兎醸造は滋賀県近江八幡市に拠点を置き、ヨーロッパの伝統とオーストラリア、ニュージーランド、米国の新世代醸造の影響を受けながら、幅広いスタイルを展開してきたブルワリーだ。近江八幡産の小麦や地元の素材も取り入れつつ、飲みやすさと風味の両立を目指す姿勢を掲げている。

今回の「KöLSCH WITH SUIKA」も、その方向性がよく表れた一本といえる。軽快なケルシュにスイカの印象を重ねることで、強い個性を持たせながらも、食中酒としても楽しみやすいバランスに仕上げている。暑さが増すこれからの季節、冷蔵庫に入れておきたい一本として注目したい。