奈良市北之庄西町に拠点を置く奈良醸造は、2026年7月6日にリリースしたセッションIPA「PERSONA」の初回出荷先を案内した。舞台になったのは、ならまちの古民家バー Bar Savant。オープン5周年を記念したコラボレーションで、350ml缶と樽で展開する。

このビールの軸は、SimcoeとSabroの2種類のホップだ。Simcoeがグレープフルーツや柑橘を思わせる明るい香りを支え、そこにSabroのココナッツやトロピカルフルーツのニュアンスが重なる。結果として、香りは華やかでも重たさはなく、セッションIPAらしい軽快な飲み口にまとまっている。

コラボレーションの狙いは、ビール単体だけでなく、Bar Savantでのビアカクテル展開まで見据えていることにある。リキュールなどを加えて仕立てるカクテルでは度数が上がるため、ベースのビールはあえて低めのアルコール設計にしたという。缶で飲むとき、グラスに注ぐとき、さらにカクテルに仕立てるときで、同じ液体が少しずつ違う表情を見せるのがこのビールの面白さだ。

初回出荷は、酒販店や百貨店、ビアショップなどを中心に、青森、東京、神奈川、愛知、京都、大阪、奈良、福岡の各地で始まっている。奈良醸造オンラインストアでは7月17日正午から販売予定。奈良のローカルブルワリーが、地元のバーと組んで飲み方の広がりまで含めて設計した一本として、注目したいリリースだ。