フレッシュホップと自家栽培スペルト

志賀高原ビールは、長野県山ノ内町の玉村本店が展開するビールブランド。今回の「Fresh Hop Blonde 330ml」は、同時発売の「Fresh Hop Grisette」と並ぶ季節商品として登場し、限定3139本で案内された。

このビールの特徴は、仕込み当日に収穫した信州早生を乾燥させずにそのまま投入していることだ。ホップ由来の香りをできるだけ新鮮なかたちで閉じ込めながら、小麦と自家栽培のスペルトをたっぷり使うことで、やわらかな口当たりと軽やかな飲み口を目指している。アルコール度数は4.5%、IBUは12.5。うっすら曇りを帯びた明るいイエローで、レモンやすだちを思わせる青い柑橘のニュアンスに、みかんの印象も重なるという。

セゾン酵母の個性を前面に出しすぎず、ホップとのバランスを整えた設計も印象的だ。醸造側は前菜から天ぷら、白身魚まで幅広く合わせやすいとしており、食中酒としても使いやすい。もちろん、ビール単体で季節の爽快感を楽しむのもよさそうだ。信州早生のフレッシュな香りと、スペルト由来の穏やかな質感。その両方を、志賀高原ビールらしい実直なつくりでまとめた1本といえる。