長野県山ノ内町の玉村本店が、日本酒ブランド「NEW ENGI」の新しい300ml商品を発売した。志賀高原ビールで知られる同社にとって、ビールと並ぶもう一つの柱が、清酒「縁喜」とNEW ENGIシリーズだ。

今回の300ml瓶は、NEW ENGIシリーズとしては初めての小容量サイズ。これまで縁喜の300mlは、地元の旅館やホテルでの提供を中心に、一部は土産需要も担ってきたという。訪れた人が夕食時に気軽に試し、そのきっかけで縁喜を知るケースも多く、同社にとって大切な商品だった。そうした流れを踏まえ、NEW ENGIでも同じサイズを用意した形だ。

NEW ENGIは、蔵人自らが完全無農薬で、有機肥料を最小限に抑えて育てた自家栽培米を使って仕込む酒。今回の300mlは、通常の酒米ごとの提供とは異なり、あえてブレンドしている。安定供給に加え、NEW ENGI全体の輪郭を感じてもらう狙いがあるという。

ブレンドの初回は、山恵錦を主体に、約3割の金紋錦。山恵錦由来の青りんご、かたい桃、梨を思わせる甘すぎない果実香に、金紋錦らしい酸と力強いボディが重なり、爽快さと厚みの両方を持つ仕上がりになっている。仕様は精米歩合55%、日本酒度+4、酸度2.3、アミノ酸度1.4、アルコール度数15.3%。栽培エリアは沓野地区、横倉地区としている。

ボトルはすべてプリント瓶で、デザインはタナカノリユキ氏。価格は税込990円。志賀高原ビールと同梱できる点も案内されており、ビールファンが食中酒として試す入り口にもなりそうだ。