志賀高原ビールを手がける玉村本店(長野県山ノ内町)が、樽熟成の限定ビール「一挙両得 330ml」を発売した。もとになったのは、カナダの人気ブルワリー Brasserie Dieu du Ciel! とのコラボレーションで生まれた「一石二鳥」。そこにイチローズモルトの樽熟成を重ねたのが、この特別版だ。

今回の商品は「一石三鳥 #3」と位置づけられ、4年ぶり3度目の登場となる。企画の発端は、別の樽熟成プロジェクトのために「一石二鳥」をまず醸造し、届いたばかりの樽に入れたことだったという。初回は約2カ月の熟成だったが、今回はベースビールを2020年2月に仕込んだのち、長い時間を樽の中で過ごした。

スタイルはバレルエイジド・インペリアルダークセゾン。アルコール度数は14.5%、IBUは89で、過去最高の強さになった。説明では、樽香、ホップ、ロースト感にセゾン由来のフルーティーさが重なり、干しぶどうやプルーン、バナナを思わせる複雑な味わいとされる。濃厚さがありながら、セゾンらしいドライさも持つのが特徴で、食後酒としても意識された一本だ。

販売は330ml、税込1,100円。限定本数は2,858本で、オンラインストアでは売り切れとなっている。志賀高原ビールは、玉村本店が展開するブランドとして、長野のクラフトビールシーンでも独自の存在感を持つ。今回の「一挙両得」も、その樽使いとコラボレーションの積み重ねを感じさせる一本となった。