コエドブルワリー・ザ・レストランを運営する協同商事は、ビオックとの共創プロジェクト「COEDOとBio'cが挑む、麹でビールの歴史をアップデートする挑戦」を始動する。Makuakeでのクラウドファンディングは2026年8月26日に開始し、2027年1月8日まで実施する。目標金額は100万円だ。

この挑戦の核は、従来の製麦工程に頼らず、大麦と麹菌を組み合わせて糖化を行う新しい醸造手法にある。2025年11月から試験醸造を進め、COEDOのレギュラーアイテムのレシピをベースに、再現性や香味を検証してきたという。麹の酵素をビールづくりに応用することで、従来のビールに遜色ない味わいを目指す。

背景にあるのは、国産大麦の活用を広げたいという狙いだ。耕作放棄地の活用や地域ブランドの向上につなげながら、日本の発酵文化を支えてきた麹菌の可能性をビールに落とし込む。いわば、畑からグラスまでをつなぐ「Farm to Glass」の実践でもある。

COEDOは1970年代から川越の農とともに歩み、1996年にブルワリーを開設したブランド。2020年には川越に醸造所併設レストラン`COEDO BREWERY THE RESTAURANT`を開き、直送のビールと料理を楽しめる場をつくってきた。地元に根ざしたCOEDOらしい発想が、今回の麹ビールにもはっきり表れている。

なお、8月26日13時から15時30分には、さいたま新都心の渋沢MIXで発表会と一般試飲会も予定されている。新しい製法がどんな香味を生むのか、まずはそこで確かめたい。