砂時計のように流れを抑えるグラス


ヤッホーブルーイングが紹介した「ゆっくりビアグラス」は、中央のくびれが特徴の“飲みづらい”グラスです。ビールが一気に流れ込まない構造にすることで、自然と飲むペースを落とせるよう設計されています。上部はワイングラスのように湾曲しており、香りを楽しみやすいのもポイントです。

適正飲酒を意識した発想


このグラスは、適正飲酒への関心の高まりを背景に開発されました。ヤッホーブルーイングは、飲み過ぎの理由として「飲むペース」が大きく関わることに着目し、ゆっくり飲むことをユーモラスに提案しています。試作ではくびれ部分をミリ単位で調整し、実際に体験した人の多くが「飲みづらい」と感じたという結果も出ています。

ヤッホーブルーイングらしい企画


長野県佐久市に拠点を置くヤッホーブルーイングは、「よなよなエール」などを手がけるクラフトビールメーカーです。同社はビールを売るだけでなく、ビールを通じた体験や楽しみ方を広げることも大切にしてきました。今回のグラスも、その延長にある取り組みといえます。

東京ガラス工芸研究所と共同で作られたこのグラスは、ビールの味わいを急がず楽しむための道具として、クラフトビールファンの関心を集めそうです。