北海道・上富良野町の忽布古丹醸造が、新作ビール「AKIRA囃子(ばやし)」を発表した。今回のビアスタイルはMärzenbier。原材料は麦芽(外国製造)と上富良野町産ホップで、アルコール度数は5.5%、IBUは27となっている。

投稿では、オリジナル品種ホップ「HKB001」を使った一本として紹介されており、ビアスタイルの設計も含めて、麦のうまみを中心に据えた仕上がりがうかがえる。ブリュワーズノートによれば、メルツェンは本来、夏を越すために3月に仕込み、秋のオクトーバーフェストで楽しまれてきたスタイル。今回はその伝統を踏まえつつ、カラメルモルトを抑え、デコクションや長めの煮沸でモルトのコクと深みを引き出している。

香りは香ばしく甘い麦の印象が前面にあり、口当たりは滑らか。オリジナルホップHKB001の穏やかな苦味が全体を支え、重厚感はありながらも飲み進めやすいビールにまとめたという。秋向けのスタイルを、北海道の夏の入口で先取りして出すという提案も、同社らしい視点だ。

忽布古丹醸造は、北海道・上富良野町に拠点を置き、ホップの産地に根ざしたビールづくりを続けてきたブルワリー。公式サイトでも「地のホップで醸す」という姿勢を掲げており、今回の新作もその延長線上にある。早ければ今週末から、全国の飲食店や酒販店、直営店で楽しめる見込みだ。