奈良醸造、World Beer Cup 2026でFUNCTIONとLIGHTHOUSEが金賞
奈良市の奈良醸造が、米国で開催されたWorld Beer Cup 2026で「FUNCTION」と「LIGHTHOUSE」の2銘柄が金賞を獲得した。Session Beer部門の金賞は日本初で、同時複数部門受賞は日本のブルワリーとして16年ぶりとなる。
奈良市のクラフトビール醸造所、奈良醸造が世界最大級の品評会「World Beer Cup 2026」で大きな成果を収めた。2026年4月23日にアメリカで発表された結果、定番商品の「FUNCTION(ファンクション)」と「LIGHTHOUSE(ライトハウス)」が、それぞれ異なる部門で金賞を受賞した。
「FUNCTION」はAmerican-Belgo-Style Ale部門で金賞を獲得した。ベルギー系酵母とアメリカンホップを組み合わせたホッピーなセゾンで、柑橘や白ブドウを思わせる香りと、苦すぎない飲み口が特徴だ。ABVは6.0%、IBUは24。クラフトビールに慣れていない人にも手に取りやすいバランスのよさが、評価につながったとみられる。
一方の「LIGHTHOUSE」はSession Beer部門で金賞を受賞した。ABV 3.0%のマイクロポーターで、複数種類のロースト麦芽を使い、カカオやコーヒーを思わせる香ばしさと奥行きのある味わいを持つ。ナイトロ缶仕様の350mlで、注ぎ方によってクリーミーな泡立ちと滑らかな口当たりを楽しめる設計も特徴だ。
奈良醸造によると、Session Beer部門での金賞受賞は日本初で、しかもそのメダルがアメリカ以外の国に渡ったのも初めて。さらに、日本のブルワリーとして複数部門で同時に金賞を得たのは2010年以降で16年ぶりという。World Beer Cupは1996年創設の国際品評会で、2026年大会には50か国から8166銘柄がエントリーした。そんな舞台での受賞は、奈良の地で醸されるビールの完成度を改めて示したと言える。
受賞した2銘柄は、全国の酒屋や飲食店、公式ECサイトで入手できる。奈良で育まれた定番ビールが、世界の審査員に認められた今回の結果は、同社のものづくりの方向性を強く印象づけるニュースとなった。
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