年次コラボとして定着する「KOMPAS」

箕面ビールが公開したのは、鎌倉のYOROCCO BEERとのコラボビール「KOMPAS」。投稿では、先月案内した仕込みの工程を経て、発酵・熟成を終え、今年も完成したことが伝えられている。箕面ビールは大阪・箕面市を拠点に、「ビールを醸して、人を醸す」をモットーとするブルワリーで、日常に寄り添うビールづくりを続けている。

KOMPASは、両ブルワリーの継続的な交流から生まれた企画だ。これまでのリリースでは、YOROCCO BEER側で仕込んだ「PLUMBON」と対になる箕面版として案内されており、仕込みのたびに両者が行き来しながら造りを重ねてきた経緯がある。関係の始まりには、箕面ビールの旧仕込設備がYOROCCO BEERへ渡ったことがあり、その縁が今もコラボの土台になっている。

過去のリリース情報では、KOMPASはセゾンイーストを使い、和歌山・八旗農園のすももをたっぷり加えたフルーツセゾンとして紹介されている。軽やかなモルトのボディに、すもものやわらかな酸味と果実感、セゾンらしい複雑な香りを重ねた設計で、ドリンカブルさも意識した仕上がりだという。

毎年のように仕込みを重ねるこのコラボは、単なる限定品というより、ブルワー同士の関係性が味わいに反映されたシリーズとして見ておきたい。箕面ビールのスタンダードな造りの上に、YOROCCO BEERらしいセゾンの表情が重なることで、KOMPASは今年も両者の個性が自然に交わる一本として仕上がっている。