奈良醸造の“卒業生”との再共演

奈良醸造が、滋賀県のブルワリー「FLORA FERMENTATION」とのコラボレーションを発表しました。奈良醸造が公開した記事「コラボの話」では、今回の取り組みに至るまでの背景を、ひとりの元スタッフとの思い出とともに紹介しています。

物語の始まりは2020年夏。新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、田中氏は奈良醸造のアシスタントブルワー募集に応募しました。将来は地元に戻り、友人たちと醸造所を立ち上げたい——面接で語られたその夢と熱意を受け、奈良醸造は田中氏を初のアシスタントブルワーとして迎えました。

田中氏は奈良醸造で約3年間、ビール造りを支えた後、醸造所の場所が見つかったことを機に2023年夏に独立。20歳の頃からの友人ら3人で、滋賀にFLORA FERMENTATIONを立ち上げました。現在では、滋賀を代表する醸造所のひとつとして存在感を高めています。

過去のレシピを原案に新たな一杯へ

今回のコラボでは、田中氏が奈良醸造時代に書いたレシピを原案に、FLORA FERMENTATIONの要素を加えてブラッシュアップしたビールを造ります。田中氏から「コラボでビールを造りたい」と連絡が届いたことが、実現のきっかけになりました。

田中氏のレシピによるビールは、奈良醸造からこれまでに2作品が登場しています。ジャスミンを使った「NEW HORIZON」と、ローズマリーを使った「MEMORY GARDEN」です。いずれも副原料を用いて、ビールの味わいに広がりを持たせる試みが特徴。今回の新作でも、そうした発想がどのように受け継がれ、FLORA FERMENTATIONの個性と交わるのかが注目されます。

ビールの詳細やリリース時期は後日発表予定。奈良醸造で培われた経験が、滋賀の新しい醸造所との共同作業によってどんな味わいに結実するのか、続報を楽しみに待ちたいところです。