万里春醸造ってどんなブルワリー?
ホップ兄大阪の富田林に「万里春醸造」ってブルワリーがあるんだけど、ここの成り立ちがすごいんだよ。明治初期から続いてた日本酒の蔵「万里春酒造」をリノベーションして、クラフトビールの醸造所にしたんだ。
麦ちゃんえっ、日本酒の蔵がビールに!? 建物はそのまま使ってるの?
ホップ兄そう、築100年以上の酒蔵をそのまま活かしてる。しかもここ、富田林の「じないまち」っていう大阪府唯一の重要伝統的建造物群保存地区の中にあるんだよ。江戸時代から酒造業が栄えた町でさ、その歴史の延長線上にこのブルワリーがある感じ。
麦ちゃんへぇ〜! 歴史ある街並みの中にブルワリーかぁ…雰囲気よさそう。醸造してるのはどんな人なの?
ホップ兄これがまた面白くてさ。醸造責任者の南彰三さん、元消防士なんだよ。7年間消防士をやったあと退職して、なんと4年かけて世界99カ国を放浪してる。
麦ちゃん99カ国!? なにそれ! 消防士からビール職人って振り幅すごすぎない?
ホップ兄世界中で土地に根差したクラフトビール文化に触れて、自分でも造りたいってなったんだって。帰国してから伊勢角屋麦酒、遠野醸造、石見麦酒で修行して、上方ビールでは醸造主も務めてた。で、自分のブルワリーを探してたときに6代目の石田元孝さんと出会って、この蔵にたどり着いた。
麦ちゃん各地で修行した人なんだ…! どんなビール造ってるの?
ホップ兄ヘイジーIPAがすごいんだよ。シムコー、アマリロ、シトラ、モザイクの4種ホップを使ってて、もう香りの爆弾。それと「酒エール」っていうのがあって、富田林産の米と清酒酵母で仕込んでるんだ。元酒蔵のDNAをビールで受け継いでる感じがたまらない。
麦ちゃん酒エール! 日本酒蔵だった歴史と繋がってるんだね…。水もやっぱり特別なの?
ホップ兄金剛山を水源とする伏流水を使ってるんだけど、これが江戸時代から「黄金の水」って呼ばれてた名水でさ。南さんいわく、この水で造るとビールの口当たりがすごく柔らかくなるんだって。地元農家から旬の果物を仕入れてフルーツビールも造るし、千早川のマス釣り場からマスを仕入れてフィッシュ&チップスにして出してる。「ビールを旅させないレストラン」ってコンセプトなんだよ。
麦ちゃん造った場所で、その土地のものと一緒に味わうって最高じゃん…! 絶対行ってみたい!
代表銘柄: ヘイジーIPA酒エールペールエールスタウトヴァイツェン