エイトピークスブルーイングってどんなブルワリー?
ホップ兄エイトピークスブルーイングの齋藤由馬さん、1989年生まれなんだけど、実家が四代続くリンドウの花農家なんだよ。
麦ちゃん
ホップ兄それがつながるんだよ。齋藤さん、最初は家業を「意味ない」と思って東京に出て、漢方薬の大手ツムラで研究職に就いた。そこでリンドウが漢方の原料として使われてることを知って、家業への見方が変わったんだ。で、2011年の東日本大震災をきっかけに地元に戻って農業の未来を考えた時に、ホップに出会った。
麦ちゃん
ホップ兄そう、まさに「ホップは花だ。ビールは花の二次産品だ」って気づいた。で、ドイツに修行に行くんだけど、資金がなくてホテルのバレーパーキングのバイトで稼いで。あるドイツのビアガルテンで地元の人に「どのビールがおすすめ?」って聞いたら「この町のビールに決まってるだろ」って言われて——それが原点になった。
麦ちゃん
ホップ兄すぐには醸造所を開かず、3年半も地元の酒蔵で蔵人として修行してる。日本酒の発酵技術を身につけてから2018年に標高1,200mの八ヶ岳山麓で開業した。1バッチ200リットル、月産約2キロリットルっていうめちゃくちゃ小さな規模で、社員3人。
麦ちゃんビールの名前がユニークだよね? 「ヤイヤイ」とか「メタ」とか。
ホップ兄全部この地域の諏訪弁なんだよ。「ヤイヤイ」は「おい!」、「メタ」は「すごく」、「アチイラ」は「暑いなあ」。フラッグシップの「ヤイヤイ」はシトラス系ホップが効いたペールエールで、小麦50%の「メタ」はバナナみたいなフルーティさ。あと「ココイラエール」は八ヶ岳山麓産の信州早生ホップ100%で造ってて、桃のようなストーンフルーツの香りがする。
麦ちゃん方言がビール名って最高! 縄文時代の火をイメージした「モンエール」とかもあるんでしょ? 茅野って縄文遺跡の町だもんね。
ホップ兄よく知ってるね。焚き火の前でゆっくり味わう用にモルト感を強めに設計してる。で、茅野駅直結のベルビア1Fに初の生ビール専門直営店もオープンしたんだ。クラウドファンディングもやっていて、地域の交流拠点にしたいって。
麦ちゃん駅直結! 八ヶ岳に遊びに行く途中に寄れるじゃん! 花農家の息子が、ドイツで学んで、酒蔵で修行して、方言でビールに名前をつけて、諏訪の食に合わせて造る…この人にしか造れないビールだね。
代表銘柄: ヤイヤイメタココイラエールモンエールサウナエール