薪小屋ってどんなブルワリー?
ホップ兄薪小屋はね、ワイナリーの中にあるブルワリーっていう時点でもう異色なんだけど、2023年に入った醸造責任者の草野竜征さんがまた面白い人なんだよ。
麦ちゃん
ホップ兄草野さん、1995年鹿児島生まれ。佐賀の大学で化学を学びながらナチュラルワインバーでバイトしてて、そこでワインに目覚めた。オーストラリアに渡ろうとしたけどうまくいかず、2019年にカーブドッチに入ってワイン造りを始めたんだ。で、2021年頃からビール醸造も任されるようになった。
麦ちゃんワイン畑でビールを造る化学青年……。ビールにもワインっぽさがあるの?
ホップ兄まさにそこが真骨頂。2023年に立ち上げた『CROIX(クロワ)』シリーズは750mlのワインボトル入りで、ブルゴーニュグラスで飲むことを前提に設計されてるんだ。『CROIX Albariño』なんて、カーブドッチ自社畑のアルバリーニョのブドウの搾りかすと、果皮に付着した天然酵母で発酵させて9ヶ月熟成。もはやワインとビールの境界線上にあるビールだよ。
麦ちゃんブドウの搾りかすと天然酵母!? ワイングラスで飲むビール!? なにそれ飲んでみたい!
ホップ兄しかも『CROIX Élevage』は、カーブドッチでサンセール風白ワインとオー・ド・ヴィーを寝かせたフレンチオーク樽で6ヶ月熟成。アルコール6.5%、炭酸はわずか0.8気圧。オークとブランデーの香りにビターオレンジ、旨味まで感じる。鎌倉のボトルショップの店主がヨーロッパ帰りに出会って絶賛したって話もある。
麦ちゃんへぇ〜! もう完全にワインの世界の発想だね。普通のビールもあるの?
ホップ兄もちろん。定番の『ペールエール』はソーヴィニヨン・ブランのキャラクターを持つニュージーランドホップを使ってて、白ブドウとライチの香り。『サワーエール』はピーチやアプリコットの酸味。どれも苦味を抑えてアロマ重視、食事に合わせる設計になってる。
麦ちゃんところでベルギーのランビックの名門とコラボしたって聞いたんだけど……
ホップ兄『CROIX Micromonde 2023』ね! ベルギーのウード・ベールセルの1年熟成ランビックと、薪小屋のサワーエールとミツバチ2023をブレンドして樽熟成。日本の海辺のワイナリーとベルギーの伝統がぶつかるなんて、なかなかないよ。
麦ちゃんすごい! しかも建物自体が十日町から移築した200年以上前の古民家で、欅の梁の下で薪の直火焼きと一緒にビールが飲めるんでしょ? 絶対行きたい!
代表銘柄: CROIX AlbariñoCROIX ÉlevageCROIX La Merペールエール