Miura Brewery(神奈川県三浦市)は、季節限定ビール「MIURA Shonan-Gold Saison」を今年も送り出した。ブルワリーが掲げる“三浦半島の魅力をビールで伝える”という姿勢を、そのまま夏向けの一本に落とし込んだ商品だ。

このビールは、神奈川県の希少柑橘「湘南ゴールド」を使ったセゾン。公式サイトでは、湯河原の生産者から提供された湘南ゴールドを丁寧に皮むきし、表皮からは芳醇なアロマを、果汁からは濃厚な香りと味わいを引き出したとしている。香りと甘み、酸味のバランスを、セゾンらしいベースでまとめた設計だ。

味わいの軸は、ドライで喉ごしのよい仕上がり。セゾンスタイルらしい軽快さに、湘南ゴールド由来の柑橘感が重なることで、暑い季節にも飲み進めやすい印象に仕上げられている。アルコール度数は5.0%、IBUは21。派手な苦味で押すのではなく、香りとキレで飲ませるタイプといえる。

Miura Breweryは、三浦半島最南端にある醸造所で、潮風の吹く港町から定番と季節限定のビールを展開している。タップルームも併設し、三崎のまぐろや三浦野菜を使った料理と合わせて楽しめるのが特徴だ。土地の食材とビールを結びつける同ブルワリーらしく、今回の湘南ゴールド版も、地域の農産物と醸造の魅力をつなぐ季節商品になっている。

夏に向けて、柑橘の香りを立たせながらも、飲み口はすっきりとまとめた一本。三浦発のローカルな季節ビールとして、今年も注目を集めそうだ。