宮崎県串間市の凪の音ブルーイングが、新作「SHIRANUI2026」の仕込みについてInstagramで案内した。投稿では、主発酵が終わりに近づき、来週には瓶詰めを行って瓶内で再び発酵させる工程に入ると説明している。

瓶内二次発酵は、瓶の中で発生した炭酸ガスを液中に溶け込ませることで、発泡性を持たせるための工程だ。投稿では、酵母由来、アルコール由来、ホップ由来の香りをまとめる役割にも触れており、仕上がりの印象を左右する重要なステップとして位置づけている。

今回の「SHIRANUI2026」は、前回作「SETOKA」の仕込みをベースにしながらも、4月初旬と5月末ではまったく違う世界観になっているという。高温下の発酵によって生まれるエステル香が、味わいの奥にバナナやメロンのようなニュアンスをもたらす可能性にも言及しており、造り手としても前作とは異なる風味を楽しみにしている様子がうかがえる。

投稿によると、全国の酒販店や顧客からすでに予約が入っており、早期完売の可能性にも触れている。蔵出しは6月10日ごろを予定しているが、発酵の進み方によっては前後する場合があるとしている。宮崎・串間の小さな醸造所から届く一本として、素材や発酵の設計をどう着地させるかに注目したい。