鳥取県琴浦町の徳万尻日乃本麦酒が、BeerFes東京2026の協会ブースに2銘柄を送り出す。登場するのは、ミルクエールの白(びゃく)と、季節限定の雫(しと)。白はクラフトビアアワーズ2026で入賞した銘柄で、脱脂粉乳を使ったやわらかな甘みと、すっきりした飲み口が持ち味だ。

一方の雫は、定番とは異なる季節限定品。ブルワリーがその時々の素材や仕込みを生かして届ける一杯で、会場では白との対比も楽しめる。協会ブースという場で2銘柄が並ぶことで、このブルワリーの振れ幅の広さも伝わりやすい。

徳万尻日乃本麦酒は2022年、琴浦町の居酒屋・酒房銀で醸造を始めた。醸造所は、かつて飲料水の製造工場だった建物を改装した場所にあり、地元の素材を使いながら、小規模醸造ならではのレシピを積み重ねてきた。土地の記憶が残る場所から生まれるビールが、東京の大きなフェス会場に届くという流れにも、このブルワリーらしさがある。

BeerFesは、さまざまな銘柄を飲み比べられるイベントとして知られる。鳥取の海沿いの町から届く白と雫を通して、徳万尻日乃本麦酒が続けてきた「地元の素材をビールで伝える」という姿勢を、会場で確かめたい。