京都・福知山市で旧銀行跡地を活用してクラフトビールを醸造するクラフトバンクが、新作「BAGMAN IPA」を公開した。ブランドの拠点となる土地柄を背景に、造り手の個性がにじむJUICY IPAとして仕上げている。

このビールの特徴は、ホップの華やかな香りと、なめらかな口当たりのバランスにある。オーツと小麦を使うことで口当たりをやわらかくし、Strata、Krush、Superdelic、HBC 630、EKGをたっぷりと投入。苦味は抑えめに設計しながら、トロピカルフルーツやピーチを思わせる香りを重ねている。

一方で、甘味は残しつつもボディを重くしすぎず、フィニッシュはすっきりと軽やか。JUICY IPAに期待されるジューシーさを持たせながら、飲み進めやすさも意識したつくりだ。アルコール度数は6.0%。

商品名の「BAGMAN」は、裏金などを回収して運ぶ者を意味する言葉。クラフトバンクは、その語感になぞらえて、ホップをたっぷり詰め込みつつも軽快に飲める味わいとして表現している。派手さだけに寄せず、香り、口当たり、後味を丁寧に整えた点に、同ブルワリーらしさがある。

クラフトバンクは、福知山の旧銀行跡地からクラフトビールを発信するブルワリー。歴史ある建物を生かした場づくりとともに、ビールを通じて人が集まる場を育ててきた。今回の「BAGMAN IPA」も、その文脈のなかで生まれた一杯として注目したい。