王道ヴァイツェンに、忽布古丹らしいひと工夫

北海道・上富良野の忽布古丹醸造が手がける「AKIRA in Wonderland」は、ドイツ・バイエルン地方発祥の伝統的なビアスタイル、ヴァイツェンに仕上げた限定ビールです。ABVは5.0%、IBUは16。小麦麦芽による柔らかな口当たりと、フルーティーで爽やかな飲み心地が軸になっています。

ヴァイツェンらしい特徴は、酵母が生み出すバナナやクローブを思わせる個性的な香り。そこに、上富良野産カスケードホップを100%使用しています。今回はペレット加工前の、収穫したて・乾燥したてのホールホップを使うことで、カスケード特有の柑橘やフローラルなキャラクターを穏やかに引き出しました。酵母由来の香りとホップのニュアンスがぶつかるのではなく、自然に重なり合うバランスがポイントです。

忽布古丹醸造にとってヴァイツェンは、実は頻繁に造るスタイルではありません。それだけに、本作は同醸造所の通算700回目となる記念すべき仕込みでもあります。伝統的な味わいを意識しながら、地元産ホップの個性を加えた、同ブルワリーならではのヴァイツェンといえるでしょう。

すすきのえーるSTANDは、北海道のクラフトビールを扱うビアパブ。COCONO SUSUKINOの地下1階にあり、すすきの散策の途中にも立ち寄りやすい立地です。小麦のまろやかさと軽快な飲み口を楽しみたい人はもちろん、IPAとは異なるホップの表情を試したい人にも向いています。札幌で味わう北海道産ホップのヴァイツェンとして、ぜひチェックしたい一杯です。