長野県軽井沢町のカルテットブルーイングは、定番ビール「アンダンテ ESB(Andante ESB)」が、クラフトビア・グランプリ2026の「Premium Slow Life」部門で金賞を受賞したと発表した。

アンダンテ ESBは、アルコール度数5%、IBU35のイングリッシュペールエール。公式紹介によると、オレンジジャムを加えた紅茶を思わせる風味に、モルト由来のトーストやビスケットのような香ばしさを重ねたビールだ。ホップの華やかさを前面に押し出すタイプとは異なり、麦芽の甘味や香ばしさをゆっくり味わえる設計になっている。

銘柄名の「アンダンテ」は、音楽用語で「歩くような速さ」を意味する。リラックスした午後のひとときに楽しみたいというコンセプトとも相性がよく、今回の受賞部門である「Premium Slow Life」が掲げる、ゆったりとした時間の過ごし方にも重なる。

カルテットブルーイングは、軽井沢本通りに醸造所とタップルームを構えるブルワリー。麦芽、ホップ、酵母、水というビールの主要な4要素が調和し、相乗効果を発揮するようにとの思いを社名に込めている。2021年に開業して以来、アメリカンウィートエールやIPA、ブラウンエール、スタウト、ハーブやスパイスを使ったビールなど、多彩なスタイルを展開してきた。

同ブルワリーではこれまでにも、「サワー コンスピリート」がジャパン・グレートビア・アワーズ2025のハーブ&スパイスビール部門で金賞、「エルダーフラワー エール」がビアワングランプリ2025のフレーバー&スペシャリティー部門で金賞を受賞している。今回のアンダンテ ESBの評価は、個性的な原料使いだけでなく、伝統的なモルト主体のビールにも丁寧に向き合う姿勢を示すものといえそうだ。

軽井沢を訪れた際は、併設のタップルームでアンダンテ ESBを味わいながら、受賞ビールの穏やかな飲み口と麦芽の奥行きを確かめてみたい。