名古屋市のワイマーケットブルーイングが、フルーツカテゴリの新作「JUNION」を2026年4月16日にリリースする。スタイルは`Sake Yeast Ale w/Lychee`で、アルコール度数は5.0%、IBUは28.02。日本酒の要素を取り込みながら、クラフトビールとしての飲みやすさを意識した設計が特徴だ。

このビールの核にあるのは、日本酒酵母、米粉、白麹、ライチという組み合わせだ。醸造では、日本酒酵母に適した麦汁環境をつくるために米粉と白麹を活用し、米粉は加熱処理によって糖化しやすくしている。白麹は糖化と発酵で使い分けることで、酸味と発酵の流れをコントロール。ホップにはHersbruckerとNelson Sauvin Cryoを採用し、香りに奥行きを持たせた。

テイスティングコメントでは、うすにごりのイエローカラー、ライトなボディ、控えめなモルト感が示されている。味わいは、米由来のやさしい甘みと麹の酸が軽やかなキレを生み、そこにライチの果実味がふくよかさを加える構成。後味にはNelson Sauvin由来の白ブドウや土を思わせるニュアンスも現れ、単なるフルーツビールに収まらない複雑さがある。

きっかけは、和ノ麦酒祭への参加と、恵比寿・麦酒庵の12周年記念ビールとして日本酒とクラフトビールの融合をテーマに着想したことだという。ワイマーケットブルーイングは、名古屋を拠点に多彩なスタイルを手がけるブルワリーとして知られるが、今回の「JUNION」では、その中でも和素材と発酵の設計を前面に出した。シャンパーニュや白ワインのように、グラスでゆっくり向き合いたい一杯として提案されている。