京都市・西陣に拠点を置くビッグハンドブロス ブルワリーが、新作ビール『Cancrinite』を公開した。ブルワリーは2023年からビールづくりを続けており、クラシックなブリティッシュスタイルを土台に、小さなタンクで少量ずつ丁寧に仕込む姿勢を掲げている。ビール名に鉱石の名前を使っているのも、このブルワリーらしい特徴だ。

今回の『Cancrinite』は、Orange Peel Porter。アルコール度数は4.5%、IBUは22で、妻有ビールとのコラボレーションとして仕込まれた。妻有ビールが得意とするオレンジピールを使い、ほんのりと香る柑橘感に、カカオを思わせるやさしい甘みを重ねた設計になっている。

ロースト感は控えめで、黒ビールに苦手意識がある人でも手に取りやすいのがポイントだ。重たさを前面に出すのではなく、香りと口当たりのバランスで飲ませるタイプのポーターといえる。ダークビールの入門編としても、秋口にゆっくり味わう一杯としても楽しめそうだ。

公式サイトでは500ml缶での販売が案内されている。京都の小規模ブルワリーが、土地の個性を持つコラボレーション相手と組み、定番とは少し違うポーターの表情を見せた一本として注目したい。