水戸市元山町に拠点を置く元山町ブルワリーは、醸造所に併設したタップルーム「元山町ビヤスタンド」を持つブルワリーだ。週末営業の現地直営店を軸に、つくる・飲む・楽しむを地続きで体験できる場を育てている。

今回紹介されたのは、三の丸 BEER GROOVEでリリースした新作HAZY IPA「HOTARU」。仕込みには県産麦芽ミカモゴールデンを使用し、イベント向けの企画ビールとして仕上げられた。ブルワリーの説明では、口当たりはシルキーで、とろみを感じながらも後味はきれいに切れ、香りはトロピカルでジューシー。麦芽由来のコクも味わいの軸になっている。

派手さを前面に出すのではなく、素材感と飲みやすさの両方を意識したつくりが読み取れる。地元の麦芽を使い、イベントの場で披露するという組み合わせは、元山町ブルワリーの現在地をよく表している。水戸でビールを楽しむ人にとって、土地の個性がそのままグラスに落ちてくるような一本だ。