サンクトガーレンブルワリー(神奈川・厚木)は、Instagramで夏限定ビール「パイナップルエール」の醸造日を公開した。投稿によると、このビールのベースは、ドライな飲み口が持ち味のBrut IPA。そこにゴールデンパインをたっぷり使い、夏向きのフルーツビールとして仕上げている。

注目したいのは、口当たりの柔らかさを支える原料の扱いだ。投稿では、オーツ麦としてフレークドオーツを使用していることを説明している。通常の大麦麦芽は粉砕して仕込みに使うが、フレークドオーツは薄く加工されているため、基本的には粉砕せずそのまま仕込み釜へ入れるという。細かく砕きすぎると設備の詰まりにつながるため、醸造所の条件に合わせた仕込みになっている。

8月半ばの時点でブルワリーは「まだまだ造ります」としており、パイナップルエールと湘南ゴールドはいずれも9月末まで切らさない予定だと案内した。真夏のピークを越えても飲める見込みがあるのは、季節商品を追いかけるファンにはうれしい知らせだ。

サンクトガーレンブルワリーは、自らを「元祖地ビール屋」とするクラフトブルワリーで、季節素材を使った限定醸造でも知られる。果実の香りを前に出しつつ、ベースとなるビアスタイルや原料の使い方まで含めて組み立てる姿勢が、このパイナップルエールにも表れている。