北海道札幌市中央区のCOCONO SUSUKINO B1Fにあるビアパブ「すすきのえーるSTAND」は、北海道内のさまざまなブリュワリーのクラフトビールを扱う店として知られる。今回紹介されているのは、京極麦酒の「IPA」。オンラインストア上では940円(税込)で案内されている。

このビールの軸は、商品説明にもある通り「ホップの香りと苦味」。京極麦酒のこれまでの柑橘系製品群との差別化を図りつつ、モダンなホップレイヤリングに挑戦したという。香りの印象は、完熟したフルーツの裏側に潜むような独特のダンクアロマ。単に香りを派手に見せるのではなく、奥行きのあるホップ感で構成しているのが特徴だ。

ABVは7%。アルコール感のある力強さを、ほどよい苦味が引き締め、重層的なアロマをドライに際立てている。IPAらしい輪郭の明快さと、飲み進めるほどに見えてくる複雑さの両方を意識した仕上がりで、ホップの香りをじっくり楽しみたい人に向くタイプといえる。

すすきのえーるSTANDのようなビアパブでは、こうした個性の強いIPAを、札幌の中心街で気軽に試せるのが魅力だ。北海道のクラフトビールを幅広く追っている人はもちろん、京極麦酒のラインにある柑橘系とは異なる表情を知りたい人にも注目の1杯。香り、苦味、アルコール感のバランスを確かめながら、じっくり向き合いたい。