のろし IPA

千葉・流山市ののろし醸造で、定番IPA「のろし IPA」が案内されている。ブルワーコメントによると、このビールはのろし醸造として第2の定番ビールで、3度目の仕込みとなるIPA。クラシックIPAのしっかりした苦味と、ニューワールドIPAの華やかなアロマや柔らかな口当たりのあいだにある“曖昧さ”を、個性として捉えた一本だという。

香りの印象は、柑橘、松、草木の青さ。さらにVerdant Ale酵母を使うことで、フルーティーさを持たせながら発酵はクリーンに仕上げている。スペックはアルコール度数7.0%IBU66。飲み口はミディアムボディでクリスプ、苦味が最後まで軸を保ちつつ、ややドライな後味へとつながる。

のろし醸造は、流山市大畔の入江農園の敷地内にあるブルワリー。古い小屋を活かしながら醸造所へと改装した建物は、懐かしさと新しさが同居するつくりで、農と醸造が近い距離にある点もこの店らしさだ。地元に根ざした場所で、まずは王道のIPAをどう組み立てるか。その答えとして出てきたのが、この「のろし IPA」といえる。

クラシックIPAの輪郭を求める人にも、香りの広がるモダンIPAが好きな人にも、両方の視点から気になる一杯。流山でブルワリーの個性を確かめたいなら、最初に選びたい銘柄のひとつだ。