大阪・西成区を拠点とするディレイラブリューワークスが、「新世界ニューロマンサー#016」を発表した。オンラインショップでは6本セットで販売されており、久しぶりの醸造となる同シリーズの新作として紹介されている。

大阪名物ミックスジュースを思わせる一杯

本作は、白桃果汁、バナナピューレ、カスタードクリーム、乳糖を使用したMix Juiced IPA。白桃のやわらかな果実感とバナナの甘い香りに、カスタードのコクと乳糖由来の穏やかな甘みを重ねている。ブルワリーは、大阪名物のミックスジュースを思わせる、濃厚でどこか懐かしい味わいを目指したという。

小麦麦芽やオーツ、カスタードによる口当たりは、とろりとなめらかなスムージーのよう。フルーツのジューシーさとミルキーなニュアンスが広がり、フィニッシュには甘やかな余韻が続く。IPAらしい飲みごたえも備え、アルコール度数は7%、IBUは52となっている。

物語をまとった「ニューロマンサー」

商品ページには「デイブ・ナオコ・ハートランドに捧げる」と題した文章も掲載されている。大阪・新世界の風景や、天然ホップをめぐる近未来的な世界観を描いたテキストで、ビールの味わいだけでなく、ラベルや物語を通じて背景を伝えるディレイラブリューワークスらしい設計だ。

ディレイラブリューワークスは、「朝から酒を楽しむ街」西成にこだわり、「西成ライオットエール」のレシピを再現するために設立されたクラフトビール工場と企画運営チームの集合体。フランス語で「道を外す者」を意味する「ディレイラ」を掲げ、既存の常識にとらわれないビールづくりを続けている。

「新世界ニューロマンサー#016」は、果実、乳糖、カスタードを重ねた甘く濃密な味わいと、シリーズ独自の物語性を楽しめる一本。要冷蔵の商品として案内されている。